ホーム > チョウ目 > シャクガ科 > エダシャク亜科 > エグリヅマエダシャク このページを印刷する
エグリヅマエダシャク
学名:Odontopera arida arida

エグリヅマエダシャク(2007.2.4)
Data
和名 エグリヅマエダシャク
開張 42〜49mm
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
出現期 4〜6,9〜11月
エサ 樹液,腐った果実
  • 幼虫はチャノキやその他の広葉樹の葉
コメント
やや大型の黄色いエダシャク。
明瞭な外横線があり、後縁にはえぐられたような形をしていることからエグリヅマ(抉り褄)の和名がある。
伊豆七島には本種の亜種(Odontopera arida melancholica)がいるが、詳細は不明。
 
写真は2月4日に飼育中の本種を撮影したもの。この個体は1月8日に庭のカクレミノの根元にジグモAtypus karschi)の巣と並ぶように止まっていた灰色の大型のシャクトリムシを飼育したもの。
まるでジグモの巣を真似るかのように止まっているので、もしかしたら擬態しているのかもしれない。
採集した幼虫はカクレミノとヤツデの葉と土を入れたミニプラケースに入れるなり、すぐに姿が見えなくなってしまい、まったく葉が食べられていないまま1ヶ月近く経過し、土が乾燥していたので加水しようと蓋を開けたところ、蓋の裏にへばりついていた本種を見つけた。ほとんど失敗したと諦めていたので、本種の姿を見た時は衝撃的であった。20℃を下回らない程度に温度管理している部屋で飼育していたので早く羽化したのだろう。羽化して日が浅いのかまったく飛ばなかった。
冬に外へは逃がせないので、ティティウスシロカブトDynastes tityus)のケースに入れて、カブト・クワガタ用ゼリーをエサに飼育してみることにしたら、2月6日の夜にゼリーを舐める姿を見ることができた。これで樹液や腐った果実に来ることはほぼ間違いない。
 
日本に生息するOdontopera属の仲間は以下の3種(1亜種)。
 
学名 和名 分布
Odontopera arida arida エグリヅマエダシャク 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
Odontopera arida melancholica エグリヅマエダシャク
(伊豆七島亜種)
伊豆七島(三宅島,御蔵島,八丈島)
Odontopera aurata キイロエグリヅマエダシャク 北海道,本州
Odontopera bidentata harutai ウスグロノコバエダシャク 北海道,本州,四国
PHOTO

横から見た本種@
(2007.2.4)

前から見た本種
(2007.2.4)

横から見た本種A
(2007.2.4)

頭部のアップ
(2007.2.4)

上から見た本種
(2007.2.4)

クワガタ用ゼリーを舐める本種@
(2007.2.6)

クワガタ用ゼリーを舐める本種A
(2007.2.6)

幼虫@
カクレミノの根元に止まっている。
(2007.1.8)

幼虫A
左はジグモの巣,右は本種の幼虫。どちらも似ている。擬態なのだろうか?
(2007.1.8)
 
先頭ページへ
 
 



当サイト内の画像の無断転載を禁じます。
Copyright© 2002-2012 Takuro Tsukiji.

 
 |  ◄ 戻る | サイトのご利用について  |